フリーランスの開業届と青色申告の書き方《画像付きで詳しく解説》
フリーランスAさん

「フリーランスも個人事業主に登録するべきなの?」

フリーランスBさん

「開業届を提出するメリットがわからない」

など、開業届と青色申告の申請について、提出すべきか悩んでいませんか?

実際に、私も届出を出さずフリーランスとして仕事をしていました。ですが、いよいよ2019年1月に提出してきました。

その理由は、経費にできる金額が増えるから!

いわゆる節税ですね。今回は、フリーランスだけど開業届を出していない方、もったいないので早く提出しちゃいましょう!というお話です。

開業届と青色申告の申請を提出すると、確定申告で最大65万円の税金の控除を受けられることなど、出すべき理由を解説していきます。

他にも、開業届の提出によって受けられるメリットは多く、フリーランスで活動中の方、これからフリーランス目指す方は、記事を参考にして、すぐに提出してしまいましょう。

この記事で得られる情報は、以下の3つです。
  • フリーランスが開業届を出すべき理由
  • 開業届を出すメリット・デメリット
  • 開業届の書き方を、提出済みの届出書を見ながら解説

書き方については、先日私が提出した個人事業主の開業届と青色申告の申請書を参考に、後ほど詳しく解説します。

1.フリーランスは開業届を出すべき?

まず結論から言うと、フリーランスは、すぐに開業届を出すべき!

確かに、開業届の提出は、義務ではありませんし、面倒かもしれません。

ですが、開業届の提出によって、税金の控除額が大きい青色申告を申請できるなど、税金面のメリットが大きいので、提出しないと損してしまいますよ。

開業届は正確には「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」といい、所得税法第229条にて、事業開始から1月以内に提出するものと定められています。未提出期間の罰則はありません。

そのため、フリーランスの中には、提出せずに仕事を続けている人もいます。そういった方の多くは「提出が面倒」「そもそもよく分からない」などの理由で提出していないんですね。

税金の控除を受けられないのは、もったいなくありませんか?

繰り返しになりますが、開業届の提出は義務ではないものの、受けられるメリットが大きいので、早めに提出してしまいましょう。

2.節税の仕組み:フリーランスが開業届を出すメリット・デメリット

上でも触れましたが、フリーランスが開業届を出すと確定申告の所得税の控除額を増やせるというメリットがあります。デメリットと合わせて、詳しくご紹介します。

開業届を出すメリット3つ

【節税できる!】青色申告で65万円の控除

確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。

開業届と同時に、青色申告も申請することができ、節税額を増やすことが可能です。

青色申告は、白色申告に比べ所得税の控除額が大きく、最大65万円の控除を受けることができます。いわゆる、経費にできる額が増やせるということです。

また、仮に赤字を出したとしても、次の年に繰り越すことも可能になります。

※青色申告については、また別の記事で詳しく解説する予定です。

【退職金がもらえる】小規模企業共済に加盟

フリーランスにとって、老後のお金は不安ですよね?会社員ではないので、退職金は貰えないと思っているかもしれません。

ですが、開業届を出せば小規模企業共済への加盟資格が得られるので、毎月掛け金を支払うことで、フリーランスでも退職金をもらえます!

小規模企業共済は、積み立て式の共済制度になっていて、主に小規模な会社の社長・役員、個人事業主などが多く加盟しています。

受け取り時には、納付期間に応じ、掛け金の最大120%程度が戻ってくるのでおすすめです。また、掛け金は全額控除されるので、節税効果もありますよ。

【社会的な信用】屋号名の口座を開設

開業届を提出するときに「屋号」をつけることが可能です。「屋号」があれば個人事業主として認知されやすく、社会的な信用を得ることができます。

その屋号とは、いわば社名のようなもの。私も開業届を提出しているので、「UniqueCell代表の山下ゆうやです」と名乗ることができます。

また、屋号を持つことで、名刺に会社名の代わりに載せることもできますし、屋号入りの口座を作ることも可能です。

屋号入りの講座は、三菱UFJ銀行やみずほ銀行・三井住友銀行などで作れるほか、ゆうちょ銀行では屋号名のみの口座も開設可能です。

開業届を出すデメリット

失業保険が受給できない

現在失業手当をもらっている方は、開業届を提出すると受給資格がなくなるので、注意が必要です。

そもそも失業保険は、下の条件全てに当てはまる方にお金が支給される制度です。

  • 再就職の意志・能力がある
  • 求職活動中である
  • 離職日以前の2年間で、1年以上の被保険者期間がある

このように、失業保険は会社員として再就職するための制度なので、本来はフリーランスになった時点で支給が停止してしまうのです。

ただ、フリーランスの場合は第三者には把握しづらく、フリーランスとして活動しつつ失業手当をもらっている方もいるかもしれません。

ですが、「開業届の提出記録から仕事をしている」と判断されるので、失業保険の支給は停止されてしまいます。

作成〜提出で、少なくとも半日は必要

開業届の作成と提出は、意外と簡単に作成・提出できます。ただ、それでも全ての作業を合わせると、半日はかかると見込んでおいたほうがいいでしょう。

3.作成の手順:開業届の入手から書き方まで解説

開業届の提出書類は、国税庁の『個人事業の開業届出・廃業届出等手続』よりダンロードできます。もしくは、下の直リンクからどうぞ。

合わせて、税金の控除が受けられる青色申告の提出書類も作成していきましょう。

青色申告の提出書類は、『所得税の青色申告承認申請手続』よりダウンロードできます。こちらも下の直リンクからでも大丈夫です。

それでは、開業届の書き方について解説します。合わせて、青色申告の申請書の書き方もご紹介します。

ここでは、私が先日提出した開業届の画像を見ながら説明していきます。

私の提出時の状況は下の通りです。同じ条件で働くフリーランスであれば、同じように記入していけばいいですよ。

yukunの提出時の状況

職業:フリーランスのWEBライター・ブロガー
職場:自宅とコワーキングスペース
確定申告の種類:青色申告

個人事業の開業・廃業等届出書の書き方

番号項目記載する内容
1納税地一般的に自宅の住所にする場合が多い
(私も自宅にしました)
2上記以外の住所地・事業所等自宅以外で作業する場合に記入
3氏名名前を記入
4印鑑認印で大丈夫
5生年月日生年月日を記入
6個人番号マイナンバーカード・通知書に記載されている、12桁の番号
7職業フリーランス
8屋号フリーランスの会社名のようなもの
無ければ未記入でもOK
9届出の区分開業に○をつける
10所得の種類事業所得にレ点
11開業・廃業等日フリーランスを始めた日
(提出期限が過ぎていても大丈夫)
12開業・廃業に伴う届出書の提出の有無上段は、有にレ点
下段は、無にレ点
13事業の概要私の場合、WEBライター
他には、デザイナー・プログラマーなど…
14源泉所得税の滞納の特例に関する申請書の提出の有無無にレ点
15提出を証明する印鑑税務署で押してもらえます
16提出を証明する印鑑税務署で押してもらえます

所得税の青色申告承認申請書の書き方

番号項目記載する内容
1納税地一般的に自宅の住所にする場合が多い
(私も自宅にしました)
2上記以外の住所地・事業所等自宅以外で作業する場合に記入
3氏名名前を記入
4印鑑認印で大丈夫
5生年月日生年月日を記入
6職業フリーランス
7屋号フリーランスの会社名のようなもの
無ければ未記入でもOK
8青色申告に切り替える年度提出する年度
9所得の種類事業所得にレ点
10青色申告の取り消し(取りやめ)の有無申請自体初めてなので、無にレ点
11相続による事業継承の有無相続した事業でないので、無にレ点
12簿記方式複式簿記にレ点
13備付帳簿名画像を参考に8個レ点
14提出を証明する印鑑税務署で押してもらえます
15提出を証明する印鑑税務署で押してもらえます

4.10分で作成:Freeeを使えば書類作成も簡単!

画像:freee.co.jp/

開業届の作成は簡単なので自分で作成してもいいと思いますが、クラウド会計ソフトで有名な『Freee』を利用して作成するのもおすすめです。

『Freee』では、個人事業主の開業届の作成について、無料登録をすれば簡単に作成することができます。

質問形式で名前や住所、職業などを選択していくと、最後にPDF形式で提出書類をダウンロードできるので、完成したらプリントアウトしましょう。

5.申請先:開業届は税務署へ提出

開業届と青色申告の申請書の作成が終わったら、あとはお近くの税務署に提出に持って行きましょう。

税務署に行くときは、下の持ち物を忘れないようにしましょう。

開業届の提出に必要な、4つの持ち物

1.開業届
2.青色申告の申請書
3.申請書それぞれのコピー
4.免許証 or 身分が証明できるもの

申請書の提出時に、申請書のコピーを持っていくと、税務署でコピーにも印鑑を押してもらえるので、忘れないようにしましょう。

申請書のコピーは、屋号名で銀行口座を作るときなど、開業届の証明として必要になります。

まとめ:フリーランスは開業届を出すべき。すぐに提出だ!

ご覧いただきありがとうございます。

この記事では、フリーランスが開業届を出すメリットや開業届の書き方をご紹介しました。

開業届は、確定申告の時に大きな節税効果があるので、なるべく早く提出するようにしましょう。

また、個人事業主のフリーランスとして、社会に認められたことになり、仕事のモチベーションアップにも繋がりますよ!